ratoblo

色々書いていきます

MENU

年上の女性にいきなりキスされた。

キス。

甘酸っぱい味として例えられるそれは、日本人にとっては特別なものであり軽々しくするものではない。特に私のような既婚者は、嫁さんや今後生まれてくる我が子意外とキスする事はない。

 

特別なものである。

SPONSORED LINK

 

 

f:id:ratoblo:20180126000245j:plain

私は、リハビリの専門職(理学療法士)として病院に勤めており、そこには多くの年上の女性が入院されています。

カンのいい方ならお察しでしょうが、キスしてきた相手は私の3倍の年齢の高齢者です。(Aさんとします)
Aさんは背骨を骨折してしまい入院となり、私がリハビリの担当をしている訳ですが、その問題の行動は昨日の午前9時過ぎに起こりました。

やや高度の認知症があり私の事をすぐに忘れ、毎日が初対面という感じでのリハビリは、決まって自己紹介からリハビリを開始します。(相手が初対面と思っているんだから合わせないとね)
次に、リハビリが必要な理由を十分に説明し、同意を得てからリハビリを開始します。これも毎日(普通は同意は最初の一回でいいんだけどね)
一通りリハビリが終了し、挨拶をして病室を後にします。

そして、次に私が病室に入る時には、私の事を忘れています。

そんな感じの流れです。

 

これ、何かに似ているなーと思ったら

合コンに似ているんですよね!

(合コンの流れ)

1:挨拶

2:自己紹介

3:ワイワイ(口説き)

4:各々でどうぞ

5:終わり

 

(Aさんとの毎回のリハビリの流れ)

1:挨拶

2:自己紹介

3:リハビリをするための口説き

4:リハビリ

5:終わり

 

Aさんの場合は、この流れを何回も何回も繰り返していることがポイント。

何回も繰り返すことで、『相手の喜ぶ言葉や、どう声をかけていいのか、間の取り方』が分かります。さらに言えば、リハビリの強度や、どこをどうすればいいかも、もちろん熟知していきます。

Aさんからすれば、「初対面なのになんて私の事を理解してくれるんだろうか。なんていい対応をするんだろうか」となります。

合コンに置き換えれば、「初対面なのに、この人とは初めての気がしない。ものすごく合う。」といった感じですね。

 

繰り返しますが、Aさんにはやや高度な認知症があります。

認知症では、感情の抑制が出来なくなることがあり、それが行動に出ることがあります。

 

Aさんのキスもその一例でしょう。

リハビリ後、「お疲れ様でした」と笑顔で挨拶する若い男の子(私。Aさんからしたらね)ついついチュッとしたくなったんでしょう。

 

近づく顔。

とがる唇。

こぼれる吐息。

 

コレワ アブナイ

 

30年以上生きてきて、こんなに身の危険を感じたことはありませんでした。

とっさに手でガードをしたら、その手をむんずとつかまれ、そのつかまれた手に

ブチュッ

とキスされました。

嫁よ、どうにか唇は守ったよ!

 

いや、ガードしなければあのまま口に来てましたよ。さすがに、ヤバいですよ。
マスクはしているから直接口には来ないけどね。

 

※ヤバいというのは、事実と違う事を後で言われたりする恐れがあるからです。今回の場合で言うと、「無理やりキスされた!!」とAさんが言い出す恐れがあるんです。
全国ニュースになってしまう。

 

その後の対応で重要なことなんですが、キスされた瞬間に「うげぇ」とか言ってしまうと、Aさんにも嫌な感情が芽生えます。感情を伴う記憶は、忘れにくいものです。

翌日リハビリに行った時に『初対面だけど嫌な人』という感覚になるかもしれないので、感情はグッとこらえました。。。

 

さて、明日からどう予防策をとろうか。

 

脳の機能を高めるしかない。

 

世間で脳トレが流行っていますが、あれは医学的根拠はちょっと低いです。唯一、脳の機能を高めるとしっかり認められているのは【有酸素運動】だけです。(おととい読んだ医学誌より)

 

歩いてもらうしかない。

結局、しっかりリハビリをしてどんどん動けるようになってもらうしかないんだな。

 

とりあえず、ギリギリまで歩行距離を延ばすか。